サファリ万年筆

最近、ポップな色使いのものが身の回りに増えて来た。昔はポップなデザインは自分には合わないのではないかと遠ざけていたこともあるのだけれど、ここ数年は自分の好きな色、好きなデザインのものを素直に身につけられるようになった。

僕が好きなのはオレンジ色、黄色、淡いピンクといった、比較的明るめな色で、日本では大人が身につけるには少し気恥ずかしい感じかもしれない。だからという訳でもないだろうが、文房具や手帳にも、中々良い色合いのものが見当たらなかったりするから、いきおい海外製のものを購入するということになってしまう。

ロディアを使い始めたことは、数日前に書いたのだけれど、今回は LAMY のサファリ万年筆だ。近所の事務キチで手に入れて、気に入って使っている。色は黄色だ。最初はもっと別の用件で店に向かったのだが、その色のたたずまいにコロリとやられてしまった。まさにプラスチック、という色合いの軸に、黒のペン先、そして黒のワイヤー製のクリップ。どこから見ても高級万年筆ではない。かといって安っぽすぎもしない。チープさとポップさを程よくブレンドした感じだ。しかも書き味は結構滑らかで、今これを書いているロディアとの相性も最高だ。

僕が手にしたのは黄色のモデルだが、他にも赤や灰色のモデルもある。軸はプラスチック製で、途中にインク残量が見えるように窓が開けてある。また、親指と人差し指が当たる部分は、軸に切り込みが入っており、自然なグリップができるように配慮されている。そのせいか、僕にはかなり書き易いのだ。

LAMY(ラミー) サファリ イエロー 万年筆 L18

机の上にモレスキンロディア、そしてこのサファリを並べておくと、それだけで気分が明るくなってくる。3000円程度で手に入れたものだが、一目惚れしただけあって、お気に入りである。こういうのは価格ではなく、いかに自分にとって気分よく使えるものか、というところが大事なのだと改めて考えさせてくれた。明日はこのペンとロディアを胸ポケットにさして出かける予定だ。