デジタルカメラを使ってみよう(メモ)

デジタルカメラを使ってみよう(メモ)

デジカメ講座の番外編くらいだと思ってください。

byぺんぎん

現在デジタル画像を手軽に作成する方法として、最も普及しているのはデジタルカメラ(以下デジカメ)を使うことだと思います。デジタルカメラは、日本においては1995年にCASIOからQV-10という機種が発売さたことから普及し、既に10年以上の歴史があります。その後カメラはフィルムからデジタルへと移り変わっていくのですが、エポックメイキングな出来事は、ケータイにデジカメ機能が搭載されたことでしょう。カメラ機能は既にケータイには外せない機能になっています。現在は誰もがデジタル画像を簡単に作成することができる環境になっているといえるでしょう。現在はビジュアル情報を重視する時代だともいえます。

しかし、きちんとカメラの使い方を理解出来ている人は少ないように思えます。もちろん構えてシャッターを切れば写真は写せます。しかし、ちゃんと「なぜ写るのか」といった背景を理解した上で撮影した方が、自分の思った通りの写真を写せるようになります。ここではデジカメで、失敗の少ない撮影法を考えていくことにしましょう。

写真はどうして写るのか

まず、すごく根本的なところから話をしていきましょう。なぜ写真が写るかという話です。フィルムを使ったカメラの話になりますが、すごく短く話をまとめると以下のようになります。

  • フィルムには光に当てると色が変わる薬品(銀の化合物で、光が当たると黒く変化します)が塗られている
  • 光が強く当たったところは黒くなる。当たらなかったところは透明のまま。これを「ネガ」といいう
  • そのままでは鑑賞できないのでネガを反転させてプリント

これがいわゆる銀塩写真の仕組みです。
さて、デジカメではどのようになっているのでしょうか。デジカメでは、CCDと呼ばれる特殊なLSIに光が当たると、光の三原色に応じたフィルタを通して、感光素子が反応することで像を結びます(これを「露光」といいます)。CCDの面積が大きく、また感光素子がたくさん並ぶほど、高精細な画像を作成出来るということになります。

露出

さて、フィルムを使ったカメラでも、デジカメでも、きれいな写真を撮影する時には、この露光量を調整しなければなりません。この適切に調整した露光量を「露出」と呼びます。さて、適正な露出に光の量をコントロールするには、いくつかの条件があります。

  • 環境の光量
  • 絞り
  • シャッター速度
  • CCD感度

少なくとも写真を写すには、これだけの情報をコントロールしなくてはいけません。ちょっとこれについては順を追って説明しましょう。

まず、基本的に変えられないものが「環境の光量」です。曇りの日を晴れにすることはできません。ただし、ライトを増やしたり、フラッシュを焚いたりということができますが、ちょっとそれは置いておきましょう。そうなると、次に決めるべきは「CCD感度」でしょうか。ケータイのカメラ機能などでは、「CCD感度」「絞り」「シャッター速度」の全てを自動的に調整してくれている場合がほとんどです。ここではもう少し進んで、コンパクトデジカメを使った場合を考えます。

さて、CCD感度が一定だとすると、光をCCDに適切に当てるためには、「絞り」または「シャッタースピード」によって調節しなくてはなりません。


絞りについて
開放絞り値(開放F値

http://k-tai.ascii24.com/db/review/ce/digicam/2001/10/12/630362-000.html