りんごのうた

椎名林檎は久しぶりに聞いた気がする。
いつだったか、そう一枚目だったか二枚目だったかのアルバム、つまり無罪とか勝訴とかの時代にアルバムは買っていた気がするのだけど（古い時代なので持っているか借りたかはもう忘れてしまった）、その頃に無限ループさせていたのはやはり彼女の歌唱力が心地よかったのだろう。昔の知り合いが、「椎名林檎に救われた」と言っていたが、もしかしたら僕も知らないうちに救われていたのかもしれない。明確なファンという訳でもないので、彼女の音楽活動については全く語ることはできないのだが、その強くてもろそうなところが気に入ってた。

しかし、その当時聞きまくったからか、別の理由か、余り僕は椎名林檎の歌声を聴かずに過ごすようになった。実際に今、僕のiTunesには、配偶者の持つCDからのデータも含め、69曲の椎名林檎の曲が入っているのだけど、そのほとんどを聞いていなかった。もったいない。

ふと最近椎名林檎の声が聞きたくなって、とりあえず手持ちの曲をざっと聞いてみた。そして次はiTMSをさらっと流して、この曲を買ってみた。曲自体は「みんなのうた」で聞いたことがあったかな、という程度だが、ちゃんと聞き取ってもいなかったので（うちにはテレビがない）、しっかりと聞いてみた。

ああ、いいメロディだねえ。

素直な感じの歌詞でもあり、これがなんというか、今後僕の中でのスタンダードな林檎像になるんだろうなぁという予感を持たせる名曲であった。

ということでこれもまたぐるぐる中。

椎名林檎 - りんごのうた - EP