紙留めとでもいうのかな？

　この写真のようなものね。書類刺し？　いや、書類は刺さないね。もっと細かいものを刺して止めておくものだ。
　考えてみると、これってずいぶん昔からあるような気がするね。あたしが小学校の頃からあった。昔は単に針だった気がするけど、最近は危ないからってんで、尖っていない針なのね。いや、昔ながらに鋭い針のところもあるような気もするけど。
　これのいいところは、領収書とかレシートとか、いやまあこれらは同じものだけども、他にもメモ、伝言、そういう細かい紙切れを一所にまとめて置いておけるところ。ただ、問題点は穴があくところ。場合によってはこういう傷を気にする場合もあるからね。万能ではない。でも便利な気がする。特にちょっとしたアイディアを付箋に書いておいても、途中で剥がれてしまったりとかね。そういうことがままあるので、きちんと刺しておけるのは案外と安心という訳だ。
　まあ、正直にいうとね、なかなか使いこなせないでいるのよ。我が家の家計は奥様任せだからね。レシートも本当は早々に献上せねばならないのですよ。でもこの紙留めにレシートを留めておくと、しばらく献上しないことになっちゃうからね。今日もやんわりと「穴開けてないで出してね」って言われちゃいましたよ。「はーい」って答えておいたけどね。あたしゃ返事だけはいいって言われるんだ。忘れないようにと自戒を込めて、とりあえずここに書いておくことにしますよ。