計量生物学
- 作者: 天野卓,横浜道成,野村こう,田中一栄
- 出版社/メーカー: 三共出版
- 発売日: 1999/04/01
- メディア: 単行本
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計量生物学っていう本を借りました。統計学の本ですが生物系、特に畜産系の方が執筆されているので、普段心理系の統計法しか触れない自分には大変興味深く読めました。おもすれー。
良く書かれてるなあと思ったのは、分散が3種類ともきちんと解説されていること。ここらへん余りしっかり書いている本があったり無かったり。(初学者向けだと仕方ないのかも、と思いつつ)
分散ってのはばらつき具合を示す数字なんですが、
- 標本の分散
- 標本から推測される母集団の分散
- 母集団の真の値としての分散
っていう3種類を使い分ける必要があるんです。本当は。でも初学者はこれを混同しがちで、教える側としても、なかなかきちんと説明する勇気が足りなかったりするのね。いたずらに混乱させるんじゃないかという不安もあってね。
ただ、この本にはものすごくさらっと3種類について述べられていて、たぶん学生にとっては訳が分からない状態だろうけど、きちんと書くのは重要だよなーと再確認させてくれました。良かった読んでおいて。
来期はここらへん、嘘もごまかしもなく説明しつつ、もうちょっとしっかりと理解してもらえるように工夫しようと思います。勇気出せ自分。
今日は眠くて仕方ないのでそんな感じです。
明日は午前中に原稿を書きます。これ以上の〆切延ばしは駄目、絶対。
ではおやすみなさい。